JIM SHORE作品とは?
JIM SHORE作品について個人的に考察してみました。購入をお考えの方の参考になればと思います。
まず、JIM SHORE作品についてキーワードとして「素朴で温かみのある作品」「木彫り」「手作りの置物」「ハンドペイント」「アンティーク調」など、出てきます。 簡単に言えば、手彫りの彫刻に手塗りで着色した置物と思ってください。
でも、実際は量産品なので、製品は機械で成型された物に、造形・接着を施し、手塗りで着色している物になります。作家さん(JIM SHORE氏)が、一から彫り出して着色している訳ではありません。
デザインはジムショアだが…
当然のように作品は一体一体作られている本物の木彫りの彫刻とは違い、粗い作りが目立つ製品も多いです。工場で型取りして成型された物に、職人(着色作業員)が造形・接着や着色を行っている為、作品によってはかなり仕上がりに違いが出る事もあります。
購入されたことがある方は、届いた作品に納得できない物もあるかと思います。ある意味人によっては「アタリ・ハズレ」が存在しているのも事実。しかしながら小売店ではそれをすべて検品で外す事はできないのです。
着色が気になる?
特に着色の仕上がりを気にする人も多いと思いますが、JIM SHORE作品については、ある程度の着色のズレ・甘さは、許容範囲内でむしろ作品のコンセプトに合っているとも言えます。
どういう事なのか考えてみます。
実際のJIM SHORE作品の着色はこんな感じな物が多いんじゃないでしょうか?
こんな感じで塗られているのは、人によっては「適当に塗ってるな」と思うかもしれませんが、実はそうではなくあえてこの程度で塗っていると思われます。その証拠に比較的各キャラクターの顔については土台部分や腕や足、体の部分に比べて比較的綺麗に着色されている物が多く、明らかに違いが分かります。
特にキャラクター単体の場合、顔の部分は綺麗な物が多いですね。さすがに複数体登場する作品の顔の描き方は雑ではなく限度の問題である意味、職人の腕によるところが大きいでしょう。
ジムショア作品をお勧めな人は?
個人的意見ですが、JIM SHORE作品の購入をあまりお勧めできない人は、几帳面?で「少しの色のはみ出し、造形の甘さ等が気になって仕方ない」と思う人。このような方はJIM SHORE作品は購入しない方がいいかもしれませんね。そのような人には、比較的キレイな作りの「Disney Showcase」作品を強くお勧めします。
逆にJIM SHORE作品をお勧めな方は、絵画の印象派作品に理解があり、あえて仕上がりが粗く見えても、そこに強く惹かれる人などにはお勧めかもしれませんね。
ちなみに自分はキレイな仕上がりの「Disney Showcase」作品よりも断然JIM SHORE作品の「Disney Traditions」が好きですね。やはり見ていて「味」わい「おもむき」のある所、多少「雑」に見える所も作品の「味」の一つですね。
考え方次第では、一つ一つ仕上がりが異なる為、”世界に一つだけの作品“…ということにもなります。?
今回はJIM SHORE作品を絵画で例えてみましたが、作品の感じ方は人それぞれ、でも結局の所、直感で好きな作品を入手すればいいんですけどね。。
初めてJIM SHORE作品を購入しようかと考えてる人や、すでに購入してる人もいろんな角度からJIM SHORE作品を眺めてみてください。見方によっては絵画にも見える素晴らしい作品です。
※ 今回の記事についてはあくまでも作品対する一個人としての考えを元に書いておりますので、意見や反論がある方もいるかと思いますが、何卒ご理解の程お願い致します。